
こういった疑問に答えます。
下記の作業によって表示がおかしくなったなら、本記事で改善できる可能性が高いです。
- キャッシュプラグインを最近インストールした
- 複数のプラグインを最近インストールした
- AFFINGERの定期アップデートを実施した
- 「表示速度優先(β)」を実施した
- AFFINGER5からAFFINGER6に移行した

実際に使用しているからこそ、AFFINGERで正常にサイトが表示されずに悩みました。
しかし、現在では「表示がおかしい」といった悩みは解決しており、記事の執筆に専念できています。
それでは、解説していきます。
目次
AFFINGER(アフィンガー)で表示がおかしくなる原因は?
まずは、AFFINGERで表示がおかしくなる原因を探りましょう。
「何が原因で表示がおかしくなってしまったのか」が分かれば、あとは手順に沿って解決するだけです。
表示がおかしくなってしまう原因として考えられる点を5点ほど挙げますので、確認してみてください。
- 古いキャッシュが残っているから
- 使用プラグインが干渉しているから
- テーマアップデート後に「パーマリンク設定」の保存をしていないから
- 「表示速度優先(β)」を有効にしたから
- 「FontAwesomeIcons4.7.0の読み込み」にチェックを入れていないから
上記5点の原因から、思い当たる節はありませんか?
正常に表示されないとき、この5点が原因として有力です。
それぞれの原因と対処法を解説しますので、自身の症状と関連の高い原因から読んでください。
原因①:古いキャッシュが残っているから
最も可能性の高い原因は、1つ目の「古いキャッシュが残っているから」です。キャッシュプラグインをインストールした人は要確認しましょう。
そもそもキャッシュとは、ブラウザやサーバーに残された古い情報のことです。一度閲覧したWebサイトの情報を残す(キャッシュ)ことで、2回目のアクセス時に同じ情報を表示して高速化します。
Webサイトの表示速度を高速化するうえで非常に重要な要素の1つです。
いわゆる「キャッシュプラグイン」を使用して導入している人も多いのではないでしょうか。

古いキャッシュが残っていると、情報が更新されても反映(表示や修正)されないという現象が発生します。
対処法①:スーパーリロードする
まずは、ブラウザからスーパーリロードを試してみましょう。
ブラウザの更新ボタンをそのまま押してリロードするだけでは、再び古い情報が読み込まれるだけです。
スーパーリロードで更新すると、「キャッシュ削除→読み込み」を一度におこなえます。
特定のボタンを同時押しすることで使用できるショートカットキーを紹介します。
ブラウザ | ショートカットキー |
Chrome / IE / Edge / Firefox | ・Windows:Ctrl+F5 ・Mac:command+R |
Safari | ・Mac:command+R |
ブラウザや使用デバイスによって、ショートカットキーが異なるので注意してください。
対処法②:古いキャッシュをパージ(削除)する
対処法①で改善されなかったら、インストールしたキャッシュプラグインの設定で「古いキャッシュをパージ」しましょう。有名なキャッシュプラグインのパージ方法は以下のとおり。
- W3 Total Cache:WordPress管理画面>画面上部のステータスバー→「パフォーマンス」>「Purge All Caches」
- WP Fastest Cache:WordPress管理画面>画面上部のステータスバー→「Delete Cache」>「Clear All Cache」
- WP Super Cache:WordPress管理画面>「設定」→「WP Super Cache」>コンテンツタブの「キャッシュを削除」
古いキャッシュが削除され、更新した情報が反映されるでしょう。
原因②:使用プラグインが干渉しているから
2つ目の原因として、使用プラグインの相性が悪く干渉している可能性があります。
特に似たような機能をもつプラグインを複数インストールしていると、不具合が発生する可能性が高くなります。

対処法:プラグインをすべて停止して問題を切り分ける
WordPress管理画面>「プラグイン」をクリックして、利用している全てのプラグインを停止してみましょう。
利用しているプラグインの中でも、特にキャッシュ機能や圧縮機能があるプラグインに関しては初期設定に戻してから停止してください。
その後、「無効化したプラグインを1つずつ有効化→表示の確認」を繰り返してください。
以上の手順で問題の切り分けをして、どのプラグインの相性が悪いのかを確かめましょう。
原因③:テーマアップデート後に「パーマリンク設定」の保存をしていないから
3つ目の原因として、テーマアップデート後に「パーマリンク設定」の保存をしていない可能性があります。
パーマリンク設定の保存をしないと、さまざまな不具合が発生する可能性があるのです。

主な不具合内容として、これまで正常に表示されていたAMPページが404 not foundとなり、非表示になります。
対処法:「パーマリンク設定」を保存する
おさらいとして、AFFINGERは定期的にアップデートファイルが配布されます。
アップデートファイルをダウンロードして、「外観」>「テーマ」からアップロードすることで、テーマアップデートができる仕組みです。
そのテーマアップデート後に、「設定」>「パーマリンク」>「変更を保存」をクリックしてください。
テーマアップデートの注意点として公式マニュアルで注意喚起されていますが、うっかり忘れてしまうポイントなので注意が必要です。
原因④:「表示速度優先(β)」を有効にしたから
4つ目として、「AFFINGER 管理」>「SEO」>「表示速度優先(β)」を1度でも有効化したことが原因と考えられます。
表示速度優先(β)を有効化すると、AFFINGERのさまざまな機能を制限し、表示速度を高速化します。これは、一部のJavaScriptやCSSファイルの読み込みを停止して表示を速くするという便利な機能です。
しかし、一度でも有効化すると、その後無効化しても制限した機能は元に戻りません。
スライドショーが正常に動作しない場合には、表示速度優先(β)を有効にしてしまったのかもしれません。
対処法:各種設定を自分で再設定する
正常に動作させるには、各種設定を自分で再設定する必要があります。
各種設定の再設定方法は次のとおり。
- 画像スライドショー設定:「AFFINGER 管理」>「ヘッダー」>「ヘッダー画像をスライドショーで表示する」
- 記事スライドショー設定:「AFFINGER 管理」>「ヘッダー」>「ヘッダーに記事をスライドショーで表示する」
- もっと読む(無限スクロール)を使用する:「AFFINGER 管理」>「その他」>「PC閲覧時にサイドバーの最下部広告エリアをスクロール追尾しない」
- SNS設定でコピーを非表示:「AFFINGER 管理」>「SNS」>「非表示設定」のコピー
- カウントダウンを無効化(EX):「AFFINGER 管理」>「その他」>「カウントダウンショートコードを無効化」
- もっと読む(無限スクロール)を使用すると無効化(EX):「AFFINGER 管理」>「投稿・固定記事」>「関連記事一覧」>「もっと読む(無限スクロール)を使用する」
スライドショーや無限スクロールが正常に動作しなかった場合には、上記手順をお試しください。
原因⑤:「FontAwesomeIcons4.7.0の読み込み」にチェックを入れていないから
AFFINGER5(WING)からAFFINGER6(ACTION)に移行した人は要確認する項目です。
記事中のアイコンが表示されない人は必見です。
AFFINGER5ではFontAwesomeIcons4.7.0が使用されていましたが、AFFINGER6からFontAwesomeIcons5.0が適用されます。
記事パーツで使用されているアイコンなどが非表示になってしまうので、記事が味気ないデザインになってしまうのです。
対処法:「FontAwesomeIcons4.7.0の読み込み」にチェックを入れる
「AFFINGER 管理」>「その他」>「FontAwesomeIcons4.7.0の読み込み」にチェックが入っていない場合、記事中のアイコンが表示されません。
記事中のアイコンが消えてしまった人は、「FontAwesomeIcons4.7.0の読み込み」にチェックを入れて保存することで正常に表示されます。
これまでの対処法で解決しないとき
これまで5つの対処法を提示してきましたが、それでも解決しないことがあるでしょう。
解決しなかったら、下記の対応をおすすめします。
- 基本設定を見直す
- 公式サイトにお問い合わせする
かんたんに紹介しますね。
基本設定を見直す
まず、WordPressやサーバーの基本設定を見直してみましょう。
- 【WP】:タイムゾーンが東京になっているのを確認する
- 【WP】:WordPressのバージョンを確認する
- 【サーバー】:PHPのバージョンを確認する
- 【サーバー】:WAF設定を無効化する
タイムゾーンが東京になっているのを確認する
WordPressの管理画面>「設定」>「一般」のタイムゾーンが東京になっていることを確認しましょう。
不具合の有無にかかわらず、東京以外になっている場合には注意が必要です。
WordPressのバージョンを確認する
WordPressのバージョンを確認しましょう。古いバージョンや推奨バージョン以上を適用していると、不具合が発生するケースがあります。
本記事を書いている2021年9月時点では「バージョン5.8」が推奨されています。
最新情報はAFFINGER公式サイトで、ご自身の目で確認してください。
PHPのバージョンを確認する
WordPressのバージョンだけでなく、PHPのバージョンも確認しましょう。
本記事を書いている2021年9月時点では「7.3-7.4」が推奨されています。
WordPressバージョンと同様に、最新情報はAFFINGER公式サイトで確認してください。
WAF設定を無効化する
Conoha WINGやロリポップなどのレンタルサーバーで「WAFを有効にしていること」が原因で不具合が起きる現象があります。
WAFはセキュリティ強化として優秀な対策方法ですが、AFFIGERと相性が悪いので無効にすることをおすすめします。
公式サイトにお問い合わせする
さて、これまでご紹介してきた対処方法で解決しなかった場合には、AFFINGER公式サイトにお問い合わせしましょう。
AFFINGER公式サイトの「購入後のテーマなどに関するご相談フォーム」が用意されています。
