
こういった疑問に答えます。
本記事は、「SEOがよく分からない初心者」に向けた記事です。
重要なことを広く浅くお伝えして、SEOの全体像を掴んでいただくことを最終的な目標としています。
初心者でも分かりやすいように、専門的な用語は全て説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事は「アフィリエイトブログで0から10万稼ぐための始め方・やり方」の第二章の詳細内容です。
そもそも「SEO」とは?
そもそも「SEO」とは「Search Engine Optimization」の略で検索エンジン最適化を意味します。
そして、Googleを始めとした検索エンジンの検索結果で、自サイトを上位に表示させるための取り組みを「SEO対策」と呼びます。
SEO対策によって、自サイトを上位表示できればCV(コンバージョン)率を上げることが可能です。
CV(コンバージョン)とは、Webサイトにおける最終的な成果のことです。
各サイトによってコンバージョンは異なり、「商品・サービスの購入」「お問い合わせ・資料請求」「アフィリエイトの成果発生」が例として挙げられます。
SEO対策のメリット・必要性
SNSや広告などさまざまな方法で集客できる世の中ですが、なぜSEO対策で集客する必要があるのかをご説明します。
オーガニック検索からの流入ユーザーは質が高い
まず、オーガニック検索からの流入ユーザーは質が高いです。
SNSや広告はたくさんのユーザーにコンテンツを表示することは簡単です。
ただし、ユーザーは受動的にコンテンツを認識してしまいます。
オーガニック検索の場合、ユーザーは「能動的」に情報を探しています。
受動的にコンテンツを読むユーザーと、能動的にコンテンツを読むユーザーでは、「能動的なユーザー」のほうが質が高いです。

リスティング広告であれば、検索しているユーザーに表示できるので、オーガニック検索と同様にユーザーの質は高いです。
ただし、SEOとは異なり、表示するためにお金を支払う必要があります。
また、[広告]のラベルがあるため、ユーザーが避ける傾向にあります。
この「オーガニック検索からの流入ユーザーは質が高い」という理由だけでも、SEO対策に取り組む大きなメリットです。
SEOを施したWebサイトは資産になる
次に、SEOを施したWebサイトは資産になります。
広告はお金さえ支払えば、その日から多くのユーザーにコンテンツを表示できます。
しかし、広告費の支払いを止めた途端に、ほとんどのユーザーにコンテンツを表示できなくなります。
SEOを施したWebサイトの場合、短期的に多くのユーザーに表示することはできません。
しかし、SEOによって集客を成功できたWebサイトは放置しても、一定のユーザーに変わらず表示できます。
ここまで説明した通り、SEOは質の高いユーザーを集客できる「資産」である点から、他の集客方法よりも優位性があるといえるでしょう。
SEO対策のデメリット・注意点
SEO対策の必要性・メリットだけでなく、デメリット・注意点までご説明します。
成果が出るまでに時間を要する
SEOは施策を取り組んでから成果が出るまでに時間を要します。
1から取り組んだ場合、少なくても3ヵ月~半年以上は成果が出ないことが多いです。
SNSや広告をSEOと併用して取り組めば、短期で成果を出せる可能性があり、「SEOのデメリット」を解消できるでしょう。
SEOは誰しも取り組むべきですが、時間がかかるというデメリットを理解した上で取り組みましょう。
対策キーワードによっては難易度が非常に高い
対策キーワードによって難易度が非常に高いことも注意しなければいけません。
すでに「SEO対策のメリット・必要性」でお伝えした通り、SEOには魅力が満載です。
多くの人がSEOに取り組んでおり、人気キーワードは競合が多く検索上位を狙うのは至難の業です。

そのため、いきなり難易度の高いキーワードを対策するのではなく、自サイトに見合ったキーワードを選定して取り組むのが重要です。
SEOと検索エンジンの関係
さて、SEO対策の必要性や注意点を理解したところで、「検索エンジン」についても知識を深めていきましょう。
「SEO」を理解する上で、「検索エンジン」を理解することは必須です。
なぜなら、SEOは検索エンジン最適化のことです。
検索エンジンを分からずに「SEOを理解した」とは言えないでしょう。
SEOとはGoogle対策と同義
「検索エンジン」と言われて、何を思い浮かべるでしょうか。
簡単に思い浮かぶのは、GoogleやYahoo!、Bingだと思います。
実際にはもっと多くの検索エンジンが存在し、国によって主流な検索エンジンは異なります。
もしかすると、

と思ってしまうかもしれません。
しかし、日本においては「検索エンジン=Google」だと認識していただいて問題ありません。
理由は検索エンジンのシェア率が圧倒的に高いからです。

日本における検索エンジンシェア率のグラフ
出典元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan/
上記画像は、2020年9月~2021年9月の日本の検索エンジンシェア率をグラフ化したものです。
赤色の横線がGoogleを示しています。
常にシェア率70%以上を出し続けていることが分かります。
さらに、Yahoo!はGoogleの検索エンジンを2010年10月から採用しており、独自の検索エンジンを使用していません。
つまり、Yahoo!で表示されている内容とGoogleで表示されている内容に違いは無いのです。
それを踏まえると、Yahoo!のシェア率は常に15%以上を出しているので、「少なくても85%以上」の検索結果はGoogleの検索エンジンです。
また、GoogleとYahoo!の次にシェア率が高いBingのシェア率は5%未満であることがほとんどです。
以上のことから、国内のSEO対策とは「Google対策」と同義になっているのが現状といえます。
SEO対策する我々からすれば、1つの検索エンジンにフォーカスして取り組めるので、SEO対策しやすいともいえるでしょう。
Google検索エンジンの仕組み
日本において85%以上のシェア率を出しているGoogle検索エンジンの仕組みについて軽くご説明します。
Google検索エンジンが検索結果を表示する手順は下記のとおりです。
- WebクローラーがWebページをクロールして情報を取得する
- 取得した情報をデータベースにインデックス登録する
- 検索意図に合致したページを表示する
1つずつ、わかりやすく解説しますね。
WebクローラーがWebページをクロールする
まず、Webクローラーという「Googlebot(ソフトウェア)」がインターネット上のWebページ情報を取得します。
Googlebotは常にインターネット上を巡回しており、テキスト・画像・動画といった情報を集めているのです。
このGooglebot(Webクローラー)が情報を取得する行為を「クロール」と呼びます。
もし、Webクローラーに発見されなければ、「Googleから認知されない」ので検索結果に表示されることはありません。
だからこそ、検索結果に表示したくないページは、robots.txtなどを用いてWebクローラーをブロックします。
また、Webクローラーは、「リンク」をたどって新しいWebページを発見します。
そのため、他のページからリンクが1つもなければ、新しいページが発見されにくいとされています。
取得した情報をデータベースにインデックス登録する
Googlebotが取得した情報はデータベースに保存されます。
この「Webクローラーが取得した情報をデータベースに保存すること」を「インデックス(登録)」と呼びます。
ただし、Webクローラーが取得した情報が必ずデータベースに保存されるわけではありません。
低品質なコンテンツや価値の低いページは、クロールされたとしてもインデックスされないことがあります。
検索意図に合致したページを表示する
膨大な量のWebページをデータベースにインデックスしているGoogleですが、適当なページを表示しているわけではありません。
膨大な量のWebページの中から、「検索意図に合致したページ」を表示しています。
検索意図に合致したページは、主に以下の処理で選ばれます。
- 検索キーワードの意味・意図を把握する
- 意味・意図を理解して、要求を満たせるページをデータベースから探す
- サイト全体を通した評価を参照して順位を決定する
Google検索エンジンだけでなく、多くの検索エンジンで上記の処理が行われているはずです。
ただし、各処理のアルゴリズムや評価方法に違いがあることから、検索エンジンによって検索結果が異なるのです。
Googleの考える「完璧な検索エンジン」とは
ここで一度、Googleの考える「完璧な検索エンジン」についてご説明します。
Google共同創業者であるラリー・ペイジは、Googleのあるべき姿を下記のように述べています。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
上記は「Google検索 (有益な情報を最適な形式で)」の一部抜粋です。
この完璧な検索エンジンを目指してGoogleは日々アップデートを繰り返しているのです。
完璧な検索エンジンが上記の通りであれば、SEO対策では以下のことが重要といえるでしょう。
- 検索意図を理解して、ニーズを分析する
- ニーズを満たすコンテンツ(記事)を作成する
- コンテンツがGoogleから評価されやすいように対策する
この3点が「SEO対策の本質」です。
3点のうちどれか1つだけ欠けていても十分なSEO対策とはいえません。
「Googleから評価されやすいように対策する」とは
- 検索意図を理解して、ニーズを分析する
- ニーズを満たすコンテンツ(記事)を作成する
- コンテンツがGoogleから評価されやすいように対策する
「検索意図を理解して、ニーズを分析する」「ニーズを満たすコンテンツ(記事)を作成する」の2点はイメージしやすいかと思います。
ただし、「コンテンツがGoogleから評価されやすいように対策する」については理解しづらいのではないでしょうか。

Googleは、「内部要素」と「外部要素」の2つからWebサイトを評価すると考えられています。(Googleの評価方法は厳密には非公開です。)
内部要素
Googleが評価する「内部要素」とは、Webサイト内部に関する評価要素です。
例を挙げると、下記のとおりです。
- モバイルフレンドリーか
- 表示速度は高速か
- XMLサイトマップは作っているか
- HTMLタグの記述は適切か
- 構造化マークアップしているか
上記のような内部要素を押さえることで、検索エンジンから評価されやすいといえます。
内部要素は自分自身で改善できることが多いため、可能なかぎり対応したいともいえるでしょう。
「SEOチェックツール 高評価」は、簡易的ではありますが無料で内部要素を確認できます。
気になる人は試してみてはいかがでしょうか。
外部要素
Googleが評価する「外部要素」とは、Webサイト外部に関する評価要素です。
例を挙げると、下記のとおりです。
- 他サイトからのリンク
- 他サイトからのサイテーション(引用)
まず、「他サイトからのリンク」は非常に重要です。
「Googleが掲げる10の事実」では以下のように述べられています。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
「ページ間のリンク=投票」と解釈して、最高の情報源を選んでいます。
注意点として、お金を支払ってリンクを購入する行為はGoogleのガイドライン違反です。
ペナルティを受ける可能性までありますので、絶対におすすめしません。

他サイトからのサイテーションも重要だと僕は考えます。

サイテーションのSEO効果はGoogleから明言されていません。
しかし、「Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する」にて、「知名度」という評価項目があります。
そのため、SEO業界ではサイテーションにSEO効果があると言われています。
これまで僕がSEOに取り組んできた経験からも、サイテーションはSEOに対して効果があると感じています。
他サイトからのリンクやサイテーションを獲得するのは簡単ではありませんが、良質なコンテンツを作り、他サイトからリンクしてもらえるようなサイトを作りましょう。
マイナス評価を受けないためのSEO対策
SEO施策は、
- マイナス評価を受けないためのSEO対策
- プラス評価を得るためのSEO対策
の2つに大別されます。
まずは「マイナス評価を受けないためのSEO対策」から具体的にご紹介します。
「プラス評価を受けるためのSEO対策」よりも優先して取り組みたい内容です。
URLを正規化する
URLの正規化に取り組んでいない場合、下記のデメリットがあります。
- 評価が分散される
- クローラビリティが下がる
Googleから正しく評価してもらえなくなり、クロール頻度も落ちてしまいデメリットだらけです。
「URLの正規化」とは、異なるURLに同じコンテンツが存在するときに、正規ページを指定することを言います。

以下の重複コンテンツがあるときは、URLの正規化をしましょう。
重複コンテンツURL | URL例 |
---|---|
httpとhttps | ・http://www.example.com ・https://www.example.com |
「www」の有無 | ・https://example.com ・https://www.example.com |
indexファイル名の有無 | ・https://www.example.com/ ・https://www.example.com/index.html ・https://www.example.com/index.php |
URLの末尾スラッシュの有無 | ・https://www.example.com/page ・https://www.example.com/page/ |
URLパラメータの有無 | ・https://www.example.com/ ・https://www.example.com/?ref=〇 |
「mixhost」というレンタルサーバーを利用していると、上記の重複コンテンツがあるケースが多いです。
自分で「URLの正規化」をしなければいけません。
正規化方法として、「301リダイレクト」と「canonical」の2つがあります。
基本的には「301リダイレクト」で正規化を行い、URLパラメータによる重複コンテンツがある場合には「canonical」による正規化を行いましょう。
titleとdescriptionはユニーク化する
そもそもtitleとdescriptionは、「コンテンツを要約した情報」です。
"要約した情報が同じページ"というのは、重複コンテンツとして受け取られてしまいます。
サイト上に同じtitleとdescriptionが存在しないようにユニーク化しましょう。
無料で使用できる「UberSuggest」にサイトを登録すれば、同じtitleとdescriptionを簡単に見つけられます。
大量にページがある場合には目視で確認するよりも便利です。
エラーページを表示しない
一度はWebページ閲覧時にエラーページに遭遇した経験があるはずです。
そして、誰でも嫌な気持ちになりますよね。
エラーページをユーザーに表示すれば、「ユーザーフレンドリー」を重要視するGoogleからの評価は当然下がります。
ポイントとして、自サイトの内部リンクによるエラーだけでなく、自サイトからリンクを張っている外部サイトのエラーも対応するべきです。
「自サイトから外部サイトに移動したらエラーだった」という問題は、自サイト側で修正すべき問題です。
もし、外部サイトのエラーが発生した際は、リンクの削除または変更といった対応を取りましょう。
WordPressを使用しているなら、「Broken Link Checker」というプラグインでリンク切れを確認できます。
インストールしているとサイトが若干重くなるので、リンク切れを確かめたら削除することをおすすめします。
「tokotubo.jpのリンク切れチェックツール」も無料でリンク切れを調査できるので、ご活用ください。
スパムはしない・させない
ここで定義する「スパム」とは、「アルゴリズムの隙を突き、ユーザーに不利益を与えるが、検索エンジンに高評価を受けるための行為」です。
過去にはスパムが有効な時代もありましたが、現在のGoogleはスパムを見抜きます。
たとえ、現在有効なスパムがあったとしても、年々賢くなるGoogleを欺くことは難しいでしょう。
意図的なスパム行為は当然ご法度ですが、意図せずスパム行為をしていないか確認する必要があります。
また、悪意を持った第三者から低品質なリンクを大量に張られることもあります。
1年以上サイトを運営している人であれば、第三者からスパム行為をされていないことを確認したほうが良いでしょう。
本記事では、「コピーコンテンツ」「自動生成コンテンツ」「隠しテキストや隠しリンク」といった明らかに意図的なスパム行為は掘り下げて説明しません。
そういった行為はしなければいいだけです。
皆さんにはスパムを受けたときの対処法として、下記の2点をご説明します。
- 自分のコンテンツが盗まれたときの対処法
- 第三者から低品質なリンクを張られたときの対処法
1つずつ、解説しますね。
自分のコンテンツが盗まれたときの対処法
自分のコンテンツが盗まれても、順位が大幅に下がるなどの影響が発生するまで気付かないことが多いです。
そのため、1~3ヵ月に1回は盗用されていないかツールでチェックするのがおすすめです。
最もおすすめのコピーチェックツールは「コピペリン」です。
月額550円(税込)または年間6.600円(税込)から使用できます。
有料のツールは導入が難しい人には、「CopyContentDetector」がおすすめです。
無料で制限なくコピーチェックができます。
コピペリンよりも確認に時間はかかってしまいますが、特定の重要コンテンツのみコピーチェックする場合であれば、CopyContentDetectorで十分です。
コピーチェックツールによって、自分のコンテンツが盗用されていた場合は「Googleの専用フォーム」から著作権侵害コンテンツを申請できます。
Googleの専用フォームでは以下のことが求められます。
- 連絡先情報の入力
- 著作権侵害の内容の入力
- 宣誓供述書の確認とチェック
- 署名欄に署名する
盗用の事実が認められれば、盗用コンテンツはインデックスから削除されます。
また、盗用を事前に防ぐためには「コンテンツを公開してから素早く検索エンジンに存在を知らせること」が重要です。
WordPressを使用している人は、「WebSub/PubSubHubbub」というプラグインをインストールすれば、Googleに素早く存在を知らせることができますよ。
第三者から低品質なリンクを張られたときの対処法
あなたのサイト順位を下げることを目的に、第三者から低品質なリンクを張られるケースがあります。
そのような低品質なリンクを探して自分から否認する必要があるのです。
まず、低品質なリンクが張られていないか探すところから始めましょう。
自サイトに張られている被リンクはSearch Consoleから確認できます。
- Search Consoleを開く
- [リンク]をクリック
- [上位のリンク元サイトの詳細]をクリック
- [ドメイン]をクリック
どんなページから被リンクが送られているのかを確認できるので、「低品質」と感じたコンテンツは否認してしまって問題ありません。
僕の場合は、リンクだけが並んでいるWebサイトからリンクが張られてら否認するようにしています。
Google公式ページの「サイトへのリンクを否認する」から[リンクの否認ツールのページ]にアクセスすることで否認できます。
下記にざっくりとした被リンクの否認手順を書いておきます。
- 否認するリンクをテキストファイルで作成する
- リンクの否認ツールページにアクセスする
- 作成したテキストファイルをアップロードする
上記の手順だけです。とても簡単に被リンクを否認できるので、低品質なリンクはどんどん否認していきましょう。
プラス評価を得るためのSEO対策
続いて、「プラス評価を得るためのSEO対策」も具体的にご紹介します。
HTML要素を正しく使用する
検索エンジンが理解しやすいようにHTML要素を正しく使用しましょう。
ここでは、正しい記述方法に加えてSEOを意識したHTML要素のポイントを解説します。
title要素(タイトル)
ポイント
- SEOキーワードを含めたページの要約文章
- 30文字前後に収める
- 他のページと被らないようにする
title要素には、SEOキーワードを含めることを強く推奨します。
例えば、「サッカーの練習方法」に関する記事を書くとします。
このとき、「サッカー 練習方法」という検索結果で上位表示したいですよね。
つまり、SEOキーワードは「サッカー 練習方法」になるわけです。
このSEOキーワードをtitleに含めることで、Googleに記事の内容を理解してもらいやすくなります。
検索結果で表示される文字数が30文字前後なので、極端に長いタイトルや短いタイトルは推奨しません。
また、title要素は「ページ内容の要約文章」を記述するため、他のページと要約文章が被るのは重複コンテンツとして認識されてしまいます。
ユニークなタイトルを付けるように心がけましょう。
meta description要素(要約)
ポイント
- SEOキーワードを含めたページの要約文章
- 100文字前後に収める
- 他のページと被らないようにする
meta descriptionにはSEOキーワードを含めることを推奨します。
SEOキーワードを含めると太字で強調されるので、検索ユーザーの目につきやすいというメリットがあります。
検索結果で表示される文字数が100文字前後です。
長すぎたり、短すぎたりすると自分で書いたmeta descriptionが反映されないことがあるので注意が必要です。
title要素と同じく、「ページ内容の要約文章」を記述するため、他のページと要約文章が被るのは重複コンテンツとして認識されてしまいます。
ユニークなmeta descriptionを付けるように心がけましょう。
h要素(見出し)
ポイント
- 階層構造を守る
- スタイルを整えるために使用しない
- <h1>の見出しは他のページと被らないようにする
- <h1>~<h2>にはSEOキーワードを含めることを意識する
h要素には「階層構造」があります。
h1→h2→h3→h4→h5→h6のように、数字が大きくなるほど「小見出し」として扱われます。
例えば、下記のようにh3見出しの下層にh2やh1見出しを入れるのは好ましくありません。
h2見出しの下層にh3見出しを入れるのが好ましい階層構造です。
「間違った見出しの階層構造」
h3見出し
h2見出し
h1見出し
「正しい見出しの階層構造」
h2見出し
h3見出し
h3見出し
そもそも見出しとは、見出し以降に書かれている文章を事前に理解できるように要約したものです。
デザインを整えることを目的とするのではなく、「文章を理解しやすいように要約すること」を目的に使用しましょう。

また、h1は最も重要度の高い見出しであり、1ページに1つだけ使用するのが好ましいと言われています。
記事本文には「h2」から使用するように心がけましょう。
さらに、SEOの観点からh1・h2には、SEOキーワードを含めることを推奨します。
a要素(リンク)
ポイント
- アンカーテキストにはSEOキーワードを含める
a要素は、指定のページへリンクを設置できます。
そして、a要素で囲んだテキストは「アンカーテキスト」と呼びます。
このアンカーテキストにはSEO効果があります。
「サッカー 練習方法」に関する記事を書いている場合、アンカーテキストには「サッカー 練習方法」の文字を含めるのがオススメです。
アンカーテキストにSEO効果がある有名な事例を1つご紹介します。
検索エンジンで「出口」と検索してみてください。
検索順位1位には「Yahoo! JAPAN」が表示されていますよね。
これは、多くの成人向けサイトで18歳未満のユーザーを振り分ける際に、「出口」というアンカーテキストで「Yahoo! JAPAN」をしているからと言われています。
出口と全く関係のないYahoo! JAPANが出口として認識されることは、アンカーテキストに一定のSEO効果があることを示しています。
適当なアンカーテキストではなく、SEOキーワードを含めたアンカーテキストを意識しましょう。
img要素(画像)
ポイント
- alt属性を記述する
- 画像ファイル名を理解しやすい文字にする
alt属性は画像が何らかの理由で表示されなかったときに、「代替手段」として表示するテキストのことです。
Googleはalt属性を記述することを推奨していますので、面倒くさがらずに記述することを推奨します。
また、画像のファイル名は「image1.jpg」や「abc.jpg」のように意味の無いファイル名は好ましくありません。
猫の画像なら「cat.jpg」のように、検索エンジンもユーザーも理解しやすいファイル名にするのが良いでしょう。
XMLサイトマップを送信する
XMLサイトマップを送信していない人は、今すぐ送信しましょう。
Googlebot(Webクローラー)は、Webページのリンクを順番通りに辿ってクロールします。
しかし、それだけではGoogleにコンテンツを認識してもらうのに時間がかかってしまいます。
そこで登場するのが「XMLサイトマップ」です。
XMLサイトマップを送信すれば、サイト運営者から検索エンジンに対して、ページURL一覧を一挙に伝えられます。
- 新しいサイトで被リンクが少ない
- サイトのページ数が非常に多い
上記のような場合は、特にXMLサイトマップの効果があります。
WordPressを使用しているなら、「Google XML Sitemaps」というプラグインをインストールすれば簡単にXMLサイトマップを作れます。
XMLサイトマップを作成したら、Search Consoleから[サイトマップ]→[サイトマップURLの入力]→[送信]の順番に進めれば、XMLサイトマップの送信は完了です。
Webサイトを高速化する
Webサイトを高速化することは重要です。
表示の遅いサイトはユーザーから嫌われてしまい、記事を読んでもらえません。
実際に表示速度の遅いサイトが嫌われているデータが多数存在します。
その一例をご紹介します。
- 消費者の47%は、Webページが2秒以内に読み込まれることを期待しています。
- 40%の人が、読み込みに3秒以上かかるWebサイトを放棄しています。
上記は「読み込み時間が収益にどのように影響するか」という記事で調査され、明らかになりました。
表示速度として目指すべきは「2秒以内」です。
そのためには、さまざまな高速化施策に取り組む必要があります。
WordPressの「AFFINGER6」というテーマを使用している人に向けて、高速化施策の記事を書いているのでご参考にしてください。
関連【無料】AFFINGER6の高速化!9つの簡単な方法で重さを改善
コンテンツを最適化する
「コンテンツイズキング」という言葉が存在します。
これは、「サイトにとってコンテンツが最も重要である」という考え方のことです。
具体的にはサイト内のコンテンツの質を高めることで、必然的にGoogleからの評価も高めることに繋がります。
コンテンツを作る上で重要なポイントを下記表にまとめます。
コンテンツを作る上で重要なポイント | 作成方法 |
---|---|
ニーズを満たすコンテンツを意識する | 「らっこキーワード」や他サイトの記事からユーザーのニーズを調べる。調べたニーズを満たせるようなコンテンツを作る。 |
情報の網羅性を意識する | 検索意図から疑問に対する答えだけでなく、「この疑問に対する答えも欲しているだろう」と推測してコンテンツを作る |
コンテンツの新鮮さを意識する | 一度書いたコンテンツはずっと放置していいわけではありません。場合によっては「最新化」する必要があります。他サイトを参考にしながら古い情報を載せないようにしましょう。 |
コンテンツの独自性を意識する | 他にはない情報は高く評価されます。何かしらの形で独自性のある情報を載せるべきです。他サイトにはない比較項目や解説の観点などあなただけの情報がなければ高い評価は得られません。 |
コンテンツの正確性・信頼性を意識する | 正しい情報をユーザーに伝えることは価値があります。数字やデータは出典元を記載したり、引用する情報源を公式サイトに絞りましょう。 |
上記表を参考にしながら、質の高いコンテンツ作りをすることがSEO対策の近道になります。
モバイルフレンドリーなサイトを作る
モバイルフレンドリーなサイトを作れていない場合は重大な問題です。
WordPressで有名なテーマを使用している人であれば、モバイルフレンドリーになっていますから問題は無いです。
もし、スマホ表示するとデザインが崩れるサイトを作っている場合には今すぐ対応しましょう。
Googleは「レスポンシブウェブデザイン」を推奨していますので、HTMLのhead内に「viewport」を記述して、スマホ用のCSSを用意しましょう。
リンクビルディング
SEOにおいて被リンク無しでは、上位表示するのが難しいです。
被リンクが無いサイト同士では、純粋なコンテンツだけの評価で順位が決定します。
しかし、被リンクがあるサイトと無いサイトでは、被リンクがあるサイトが圧倒的に有利です。
リンクビルディングとは、他サイトから被リンクを獲得する行為のことです。
ただし、SNSが普及した現代において、被リンクを獲得するのは容易ではありません。
戦略的に被リンクを獲得するおすすめの方法として、「逆画像検索によるリンクビルディング」があります。
SEOに精通しているSEOおたく氏(@seootaku)が提唱しており、僕自身この手法でいくつかの被リンクを獲得できました。
「逆画像検索によるリンクビルディング」のざっくりとした手順は以下の通りです。
- 第三者が思わず使用したくなるような高品質な画像を作る
- 高品質な画像を使用した記事を書く
- 逆画像検索で引用されているかを確認する
- 出典元を記載してもらう
上記に加えて、SNSやPinterestで画像を公開するのも重要です。
詳しくは、SEOおたく氏のYouTubeをご覧ください。
サイテーションを獲得する
被リンクに加えて、サイテーションを獲得することも重要です。
一度お伝えしていますが、サイテーションとは「他サイトやSNS上でサイト名やブランド名が記載されている状態のこと」です。
サイテーションの効果を得るために、検索エンジンから「あなたのサイト名やブランド名」を正しく認識してもらう必要があります。
- 自サイトの基本情報を構造化マークアップする
- SNSアカウントを作成する
上記の手段が「Googleにあなたのサイトを正しく認識してもらうため」に重要です。
構造化マークアップは、有料のWordPressテーマであれば実装されていることが多いです。
本ブログで使用している「AFFINGER6」は構造化マークアップにも対応していてオススメです。
SNSアカウントの作成は簡単かつ流入も増やせるので、必ず作成するようにしましょう。